九星(きゅうせい)とは

九星は、古代中国の洛書に由来する暦注の一つで、一白水星から九紫火星まで9種類の「星」を日・月・年に配当して吉凶を判断する体系です。

九星の由来

九星の起源は、古代中国の伝説に登場する「洛書」(らくしょ)にあります。洛水から出た神亀の甲羅に書かれた数字の配列(魔方陣)が元になっています。

九星は五行思想と結びつき、各星に「木・火・土・金・水」の五行と色が割り当てられています。日本では主に方位の吉凶判断や占いに用いられます。

九星は9日周期で日に配当されます。冬至に最も近い甲子日から「陽遁」(一白→九紫の順)で始まり、夏至に最も近い甲子日から「陰遁」(九紫→一白の逆順)に切り替わります。

陽遁と陰遁

陽遁(ようとん)

冬至(太陽黄経270°)付近の甲子日から開始。一白→二黒→三碧→…→九紫の順に9日周期で巡る。太陽の力が増していく時期に対応。

陰遁(いんとん)

夏至(太陽黄経90°)付近の甲子日から開始。九紫→八白→七赤→…→一白の逆順で巡る。太陽の力が弱まっていく時期に対応。

九星一覧

名称 五行 方位 性質
一白水星 柔軟性・交際運。水のように流れに身を任せ、困難を乗り越える力を持つ。
二黒土星 南西 勤勉・母性。大地のように万物を育む包容力。堅実で忍耐強い。
三碧木星 発展・活力。春の木のように勢いよく成長する。新しいことへの挑戦に強い。
四緑木星 東南 調和・信用。風のように広がり、人間関係を円滑にする。社交性に優れる。
五黄土星 中央 中心・帝王。九星の中央に位置し、最も強い力を持つ。支配力と統率力に優れる。
六白金星 北西 完成・権威。天の気を持ち、リーダーシップに優れる。完璧主義で正義感が強い。
七赤金星 西 悦び・金運。秋の実りのように豊かさを象徴する。話術に優れ、社交的。
八白土星 東北 変化・蓄積。山のように動かず、着実に物事を積み上げる。不動産運に強い。
九紫火星 知性・美。太陽のように輝き、物事を明らかにする。芸術的才能に恵まれる。
九星と方位

九星はそれぞれ固有の方位を持ち、後天定位(こうてんじょうい)と呼ばれる配置で八方位に配されます。五黄土星は中央に位置し、方位を持ちません。

四緑
東南
九紫
二黒
南西
三碧
五黄
中央
七赤
西
八白
東北
一白
六白
北西

※ 上記は後天定位(南が上)です。